EDAUME

NPO法人まちの根太が管理する佐賀市八戸1丁目にあるEDAUMEのブログ

北の蔵の現状

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夏が来ました。
梅雨の間、閉めっぱなしだった北側の大きな引き戸を開けました。
佐賀市の工事前は、ここから長崎街道まで屋根続きでした。
母屋の大きなガラス戸が小さな点のように見えていました。

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北の蔵と西の蔵の間の通路にも風を通しています。
奥の方に見えるのは、佐賀市の工事で塞がれた新しい壁です。
写真右側が西の蔵。左側が北の蔵です。

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北の蔵には、二階から降ろした酒造り道具や、東の蔵に置いてあった収蔵品を仮置しています。他には、佐賀市の工事で解体された精米所や瓶詰め作業場から運び込んだものもあります。左側に見える大きな砲弾のようなものは、醸造用精米機の米を貯める部分です。
床には、まだ雨漏りの水が溜まっています。昨年までは、ここまでひどくなかったのですが屋根の老朽化は深刻な状態です。

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北の蔵二階です。かなり深刻な状況だということがよくわかります。
右側には、大きな醸造用の木樽が並んでいました(底板だけ残っています)。昨年、一階まで降ろしました。あまりにも大きすぎて、そのまま降ろすことができず、解体して降ろしました。
左側の奥にまだ残っています。残しているのは、一番古い年号が入り解体するのが忍びなかったからです。しかし、早く降ろさないと床が重みに耐えかねて落ちるかもしれません。

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このような状態でも、北の蔵は魅力ある建物だと思います。
修理して、再利用するには莫大な資金が必要でしょう。旧枝梅酒造の長崎街道側のように行政が買収して管理しているわけではありません。
北の蔵・東の蔵・西の蔵は、地域の小さな民間NPOが管理しています。東の蔵の改修工事はやりました。現実には、資金的にかなり無理があり、改修後の使用によって新たな収益を生むところまでは行っていません。新たに収益が生まれなければ、北の蔵の改修工事に進めないのが現実です。
資金力のある大きなスポンサーを求めています。
もしかして、ひょっとして、スポンサーあるいは資金提供あるいは買収を検討される方は、下記のNPO法人まちの根太アドレスまでメールをお願いします。

machinoneda@gmail.com