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1226 旧枝梅酒造
「マツダ電氣時計」芝浦マツダ工業株式会社製。
旧枝梅酒造の母屋の座敷にあった交流電気式の時計です。
芝浦マツダ工業は、昭和10年に設立された東京電気株式会社の系列会社として設立されたようです。詳しくは、https://shashi.shibusawa.or.jp/details_nenpyo.php… 
その東京電気は、昭和14年に芝浦製作所と合併して東芝となったようです。詳しくは、http://www.archives.go.jp/…/digit…/hatsumei/contents/45.html
さて、芝浦製作所の創業者は、田中久重です。この田中さんは、幕末期にここ旧枝梅酒造の近くにある多布施に住んでいました。佐賀藩が開設した藩の理化学研究所「精煉方」で蒸気機関から電気・電信の研究をしていたのです。当時ここに住んでいた下村家は、この全国で最大の工業地帯だった佐賀藩の「精煉方」や「多布施反射炉」「築地反射炉」などを目当てに造り酒屋を始めたのかもしれません。しかし、当時最大の造り酒屋は枝梅酒造の本家である「窓の梅酒造」だったようです。